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独ソ第二世代戦車比較 レオパルト1 vs T-62

本書は、レオパルト1とT-62がどのような時代にどのような強さを目指した戦車だったのかを解説し、それぞれの特徴から効果的な交戦方法を考察します(総頁数28頁)。 レオパルト1とT-62が配備され始めたのは、60年代初頭から中頃にかけて。 この頃は、戦車砲弾の威力が向上し、対戦車ミサイルも登場していましたが、複合装甲はまだ使用されておらず、火力に対して装甲が不利な時代でした。 このような時代に、レオパルト1は装甲を90㎜APDS(離脱送弾筒付徹甲弾)に堪える程度とし、代わりに機動性で敵の射撃機会を制限することを狙いました。 一方のT-62は、様々な小型化の工夫により、軽量にも関わらず西側戦車の105㎜APDS弾に堪える正面装甲を獲得し、自らは115㎜滑腔砲によりチーフテンを除く西側戦車を射程外から撃破できる火力を有しています。しかし、これは様々なデメリットと引換に得られたものでした。 本書は、このコンセプトの違いを比較し、効果的な交戦方法を考察します。

本書は、レオパルト1とT-62がどのような時代にどのような強さを目指した戦車だったのかを解説し、それぞれの特徴から効果的な交戦方法を考察します(総頁数28頁)。 レオパルト1とT-62が配備され始めたのは、60年代初頭から中頃にかけて。 この頃は、戦車砲弾の威力が向上し、対戦車ミサイルも登場していましたが、複合装甲はまだ使用されておらず、火力に対して装甲が不利な時代でした。 このような時代に、レオパルト1は装甲を90㎜APDS(離脱送弾筒付徹甲弾)に堪える程度とし、代わりに機動性で敵の射撃機会を制限することを狙いました。 一方のT-62は、様々な小型化の工夫により、軽量にも関わらず西側戦車の105㎜APDS弾に堪える正面装甲を獲得し、自らは115㎜滑腔砲によりチーフテンを除く西側戦車を射程外から撃破できる火力を有しています。しかし、これは様々なデメリットと引換に得られたものでした。 本書は、このコンセプトの違いを比較し、効果的な交戦方法を考察します。